モスクワトレーニング⑦



午前のディマのクラス。

「頭で考えて動かずに、心で動く」ということについて、

その動きで良いと言ってもらえることが段々と増えてきました。

とか余計なこと考えてると失敗するんですけどね(笑)


この日もいつもどおり、ロックされたところから相手に力を返すワークと、

それから、ロックされる前に早めに動いて相手を倒すワークをやったのですが、

相手がアタックするスピードを、ゆっくり・早く、交互に行いました。

ディマ曰く、

「ゆっくりでやる方が早いスピードでやるより難しい」とのこと。

たしかに、ゆっくりやっていると頭で考える時間があるため上手くいかず、

そーゆうときは早くやってみた方が上手くいくときが自分でけっこうあります。


それから、パートナー2人に、自分の左右の手にそれぞれ圧力を加えてもらい、

そこから2人が倒れるように誘導するというワークをやりました。

当たり前のことながら両手を使うわけですが、

「相手が1人で片方の手だけでやるときも、同じように両手を使いなさい。“All body”だ。」

と言われました。

実際にその後で、パートナーを1人・片手だけにしてやりましたが、

圧力をかけられている方の手だけでなく、やはり両手を意識するとやりやすかったです。


最後はいつもどおりマッサージ。

3人が同時にうつ伏せの1人の上に乗ってマッサージ。

乗られている人は、腕を上(頭の方)に置きます。

「リラックスし過ぎないように、エスケープしないように、ただconditionを保ちなさい」

と言われました。

モスクワに来て、マッサージから学べることはスゴく多いなと改めて思う毎日です。


マッサージをしているとき、アレクセイが来て、

少しだけマッサージを見せてくれました。

人の上に乗っているときも軸が全くブレず、その姿勢は「美しい」の一言です。

また、マッサージの前に、まず神に祈りを捧げてから始めていたのが印象的でした。



夜はアルチョームのクラス2コマ連続。

最初は4大運動をじっくりと。

呼吸を有効に使って、やればやる程どんどん全身にパワーが溜まっていくように。

続いて、バーストブリージングの練習。

「バーストブリージングをやり過ぎてかえってテンションが入っている人がいる。

適切なバーストブリージングを行うように!」とのこと。

続いて、パートナーに指を掴んで関節の動く方と逆方向に曲げてもらう、

痛みを感じたらバーストブリージングをするというワーク。


そこから今度は、手首や腕を相手にロックされ、その相手からの力を相手に返すというワーク。

このとき、ロックされていない部分がリラックスしているようにするのは当然だが、

「相手からの力を身体の外に“振り落とし”てはいけない。」
(=リラックスし過ぎてはいけない)

そして、

「直接的な問題はロックされている部分だが、本質的な問題は(自分の胸を指差して)ココだ。

だから、ココ(胸のあたり)から返していくんだ。」と言っていました。

また、

「常にフルの状態でいなさい。フルの状態でいれば、恐怖など感じない」とも言っていました。


2コマ目は、

ジャケットを着て向かってくる相手を、身体ではなくそのジャケットに働きかけて倒したり、

逆に、ジャケットを掴んで投げてこようとする相手に対処する、

また、壁際に立ち、ジャケットを掴みに来た相手を壁に誘導して押さえ込む、

というワークをやりました。

アルチョーム曰く、

「相手を押したり引いたりしてはいけない。相手がしようとすることに逆らおうとせず、

姿勢を良くして全身をフルの状態にし、ただ相手からの力を返すだけだ。」とのこと。

言葉のとおり、アルチョームに向かっていくと力を返され、

わずかに触れられただけでガクッと崩れ落ちてしまいます。


さて、アルチョームのクラスでも、両手を有効に使いなさいと言われました。

片方の手で相手のバランスを崩したら、もう片方の手は相手を自分に近づけるように使う。

ストライクを打ったら、離れていく相手をもう片方の手で近づける。

ストライク、近づける、ストライク、近づける・・・

こうすれば相手を自分の足元に押さえこめるだろと。

(または、無限にストライクを打つこともできるだろと。 笑)


最後はアルチョームが1人ずつの身体に手を置いて、

手の重さを流し込んで次々に練習生を倒していき、

全員そのまま床に寝た状態で呼吸。

呼吸を全身に行き渡らせて、フルな状態になるようにと言われました。

そこからゆっくりと立ち上がって、

アルチョームが練習生の状態(フルな状態でいるか)を確認、

そして一言、「Beautiful!!」

(自分が、アレクセイの姿勢を見て美しいと感じたのと同じ感覚でしょうか)

そのまま、立ったままでサークルアップ。

(どうやら、その日の気分でサークルアップしたりしなかったりみたいです)


サークルアップでアルチョームに聞かれました。

「どーゆう感じがする?フルな状態を感じているか?周り全体が見えている感覚があるか?」

「はい、フルな状態で、周り全体がよく見えて、心地良さを感じます」と自分が言うと、

「それでいい、その感覚を大事にしなさい」と言われました。


たぶんモスクワでやっているインターナルワークは、

何かそれをやると誰でもできるというやり方はなく、

ただ各々がそれぞれこのような“感覚”を大事にとっておいて、

できるようになっていくものなのかなと思います。

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プロフィール

Systemamo

Author:Systemamo
佐藤 守
(1986年生まれ)

2012年11月 システマジャパンにてトレーニング開始
2015年11月 Vladimir Vasiliev氏よりIit(Instructor in training)認定
2018年1月 Vladimir Vasiliev氏よりInstructor 認定

『システまも。』では、ロシア武術・格闘技である「システマ」を練習しています。
お問い合わせは systemamo.training@gmail.com へどうぞ。

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